0.図面
図面を引いて 全体のバランンス、部材のサイズ、ホゾの位置や大きさ、扉や引出しの収まりなど 出来るだけ細かく検討します。
箱ものの場合は特に 前後左右上下の絡みが複雑になりますので図面は納得いくまで推敲します
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1.部材の粗取り
図面が出来上がると 必要な部材を洗い出して、粗く切り出します。
【部材の粗取り】 |
2.木作り
粗取りした部材を図面のサイズに加工していきます。長さや厚みももちろんですが、部材の角直度が正確でないと この後の全ての加工に響きますので細心の注意をはらいます
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3.墨付け
部材の前後上下左右を決めて ホゾ穴などの位置を正確に印していきます。
この墨線にしたがって加工が進みますので間違いないかよく確認します |
4.ホゾ加工
框(カマチ)組み※の箱ものは、まずはホゾ穴とホゾを作らないと 縦も横も組みあがりません。
【角のみ】
ホゾやホゾ穴の 墨線に集中して加工していきます
【ホゾ胴付】 |
5.仮組み
構造が複雑になるほど各部分がしっかり 正確に組みあがるかどうかが重要になります
【木殺し】
加工した骨組みとなる框を組み上げてみて、全体、上下・前後・右左、棚や扉の収まり位置なども確認して置きます。
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6.細部の加工
本体の骨組みを確認して、鏡板などの部材も加工していきます。
【鏡板の加工】
仮組み後に分解して、部材の面を加工します。 |
7.磨き
各部材をカンナ掛け、仕上げの磨きをします。
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8.側板、仕切などの組立て
鏡板をはめ込んで
側面−側板−と中の仕切り板となる部分を組み立てます。
【側板の組み立て】
板、仕切り、天板、地板、横框、裏板と 本体の枠組みに必要なパーツが出来上がりました |
9.本体の本組み
磨き上げた部材に傷をつけないように、慎重に本組みしていきます。
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10.扉・引出しなどの加工
扉や引出しは本体が組みあがってから寸法を確認して加工していきます。
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